消化器内科学大学院
医学研究科コースについて
卒後2年目から消化器内科学大学院に入学することが出来ます。消化器内科学の主たる研究内容は以下の項目になります。(平成27年度大学院募集要項に記載された研究テーマです)
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食道
- 逆流症状出現のメカニズム、pH・インピーダンスモニタリングによる解析
- 逆流液上昇のメカニズム、High-resolution manometryによる解析
- High-resolution manometryによる胃酸逆流の解析
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胃・十二指腸
- 機能性消化管障害の基礎的、臨床的検討
- H. pylori感染胃粘膜の進展に関わるCOX-2遺伝子多型の解析
- 胃癌幹細胞(CD133+/CD44+陽性)におけるCOX-2発現の意義
- 胃・食道がん内視鏡治療における合併症・潰瘍修復に関する研究
- NBI拡大・内視鏡所見と消化器症状との関連に関する研究
- 長期PPI投与による環境変化がもたらす消化管粘膜傷害性への影響に関する研究
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大腸
- 薬剤起因性消化管粘膜傷害発症機序に関する研究
- 消化管出血のリスク要因探索に関する疫学研究
- カプセル内視鏡・ダブルバルーン小腸内視鏡を用いた小腸疾患病態解析に関する研究
- 大腸癌の進展・予後に関する臨床病理学的研究
- 大腸ポリープ進展と大腸癌発育進展におけるerbB系増殖因子の役割に関する研究
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肝・胆・膵
- 食道静脈瘤と難治性腹水に対する経頚静脈的肝内門脈大循環短絡術の効果と病態の変化
- 肝腎症候群の病態と薬物療法の作用機序
- 慢性肝疾患における免疫担当細胞の機能解析、薬剤を用いた細胞性免疫応答再活性化
- 制御性T細胞の機能制御が各種消化器疾患の病態に及ぼす影響と治療への応用
- C型慢性肝炎における宿主遺伝子情報に基づいた治療法の解析
- B型肝炎に対する核酸アナログ治療におけるdrug freeを目指した因子の解析
- 腫瘍内圧を考慮した安全なラジオ波焼灼療法の開発研究
- 造影エコー、dynamic CT、EOB造影MRIを用いた各種診断法による肝細胞癌検出能の比較研究
- 磁気センサー搭載超音波装置による肝画像診断法の研究
- 悪性胆道狭窄に対する胆管ステント留置に関する臨床検討
- ERCP後膵炎予防に関する臨床検討
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内視鏡診断・治療
- 光学式超拡大内視鏡を用いたoptical biopsyに関する研究
- 次世代の3D内視鏡の研究開発に関する研究
- 3D内視鏡を用いた内視鏡治療への応用に関する研究
- ESD適応外病変に対する低侵襲治療の開発と応用に関する研究
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化学療法
- 消化器癌における化学療法感受性に関する研究
- 消化器癌化学療法におけるQuality of Life (QOL)に関する研究
大学院入学のメリット
- 最短コースで博士号取得可能であること。
(医師3年目から大学院に入学した場合、卒後3~6年目まで在籍し、7年目に学位審査となります。) - 大学院研究棟は築浅の新しい研究施設であること。
- 消化器内科学分野から基礎系各分野へ出向も可能であること。
- 大学院生でありながら臨床研修を継続することも相談可能であること。